クーラント交換の手順 エア抜きまで手を抜かないこと!

クーラント交換の手順 エア抜きまで手を抜かないこと!

 

 

冷却水の役割は、エンジン内を循環して熱を吸収し、エンジンを最適な温度に調整すること。

 

 

自動車用に用いられるクーラントやLLC(ロングライフクーラント)は、サビや気泡の発生を防いだり、凍結防止剤や冷却性能を高める成分を添加したものになります。

 

 

クーラント(ラジエーター液と呼ぶことも)は、エンジンオイルと同じく定期的な交換が必要です。

 

 

劣化したまま放置していると冷却性能が落ちるのはもちろん、ゴミが溜まって冷却水の流路が詰まることも考えられます。

 

 

そうなるとスムーズに循環しなくなり、エンジンの温度が上がりすぎて性能が発揮できなくなったり、最悪はオーバーヒートを起こす危険性も

 

 

通常は2年ごとの交換が基本ですが、リザーバータンク内のクーラントに汚れが目立つようなら早めに交換してしまいましょう。

 

 

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交換サイクルは製品ごとに異なる

「2年ごとの交換が基本」ではあるものの、クーラントにはいろいろな種類があり、製品ごとに交換サイクルは異なるため注意が必要です。

 

 

たとえばレーシングタイプの製品は、耐久性よりも冷却性能を優先して作られているものもあり、こまめな交換が必要になります。

 

 

それぞれの製品ラベルに記載された交換サイクルを目安に交換するようにしましょう。

 

 

また、クーラントにはそのまま使うタイプと水で薄めて使うタイプがありますが、性能面で大きく変わるものではありません。

 

 

色も緑やピンクなどがあるものの効果に違いはないので、好みで選んでしまって大丈夫です。

 

 

 

クーラント交換作業のポイント

 

自分で交換作業をするときのポイントは、@必ずエンジンが冷えた状態で作業すること Aエア抜きまで行うこと です。

 

 

クーラントはエンジンを冷却するために働いているので、当たり前ですが走行後はかなりの高温になっています。

 

 

ヤケドしないためには、エンジンが完全に冷えてから作業をスタートしましょう。

 

 

車種によってはエア抜きボルトがあるものとないものとがあります。

 

 

また、エアが抜けにくいクルマもあるので、そんな場合は自分で空気を抜いてあげなくてはいけません

 

 

クーラントを新しくしてもエアが混入していると、その性能を発揮できないからです。

 

 

 

クーラント交換の手順

 

1.ドレンプラグの位置を確認する

 

クーラントを排出するためのドレンプラグ(ドレンボルト)はラジエターの底の部分にあります。

 

 

プラスネジもしくは蝶ネジタイプになっていることがほとんどです。

 

 

2.クーラントを抜く

 

 

 

ドレンプラグの真下に、抜き取ったクーラントを受けるためのバケツなどの容器を置きます。

 

 

プラスネジならドライバーで、蝶ネジなら手でプラグを緩めれば、クーラントがラジエターから排出されます。

 

 

すでに書いたように、抜く前にエンジンが完全に冷えていることを確認しておきましょう。

 

 

熱くなった冷却液で火傷しないようにくれぐれも注意してください。

 

 

3.ラジエターキャップを外す

 

クーラントの排出が始まってからラジエターキャップを外します。

 

 

先に外してしまうとクーラントが勢いよく出てしまい、バケツから跳ねたり自分にかかったりしてしまいます。

 

 

4.リザーバータンク内を清掃する

 

リザーバータンク内を完全に空にするならスポイトがあると便利です。

 

 

注入口にスポイトを差して、内部に残ったクーラントを吸い出しましょう。

 

 

また、タンク内の汚れが気になるときは、タンクごと取り外して水洗いしてもOKです。

 

 

5.ドレンプラグを戻す

 

ラジエターにドレンプラグを戻します。

 

 

このときに周囲が汚れていたら、ブレーキクリーナーなどを使ってキレイにしておきましょう。

 

 

6.エア抜きの準備をする

 

 

 

エア抜き専用のボトルは市販されているので、それを準備してもいいし、ペットボトルで自作することもできます。

 

エア抜きボトルの作り方

1.空のペットボトルの底部分を切り取る

 

2.ラジエターの口に合うようにペットボトルの口にビニールテープを巻きつける

 

 

また、エアを抜くためのボルトが付いている車種もあります。

 

 

その場合はクーラントを入れる前にボルトを外し、エンジン始動時には必ず閉めるようにしてください。

 

 

7.クーラントを入れる

 

エア抜きボトルをラジエターにセットしてから、こぼれないように新しいクーラントを入れていきます。

 

 

エア抜き用のボルトがある車種は、そこからクーラントが漏れ出したら満タンになったサインです。

 

 

8.エンジンをかける

 

注入したクーラントをエンジン全体に循環させるためエンジンをかけます。

 

 

ヒーターコアにも循環させるため、エアコンはヒーターにして風力は全開にしておいてください。

 

 

このときエア抜きボトルはまだ挿したままです。

 

 

サーモスタットが開くとクーラントはエンジン内に流れ込んで減るので、ボトルには半分程度クーラントを入れておくようにしましょう。

 

 

9.エア抜きをする

 

循環が始まると、エンジン内の空気がボトル内にボコボコと出てくるはず。

 

 

この気泡が止まってからエンジンを切りましょう。

 

 

エアが抜けにくいときは、ラジエターホース(アッパーホース、ロアホース)を手で揉んでみてください。

 

 

10.残ったクーラントを捨てる

 

エア抜きボトルに残ったクーラントをスポイトで吸い取ります。

 

 

ボトルを外してからラジエターキャップを取り付けましょう。

 

 

11.リザーバータンクに補充する

 

最後にリザーバータンクにも規定量までクーラントを入れて作業完了です。

 

 

 

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