輸入車エコカーの現在と未来 日本の省エネ車とどこが違う?

輸入車エコカーの現在と未来 日本の省エネ車とどこが違う?

 

 

エコカーと聞くとハイブリッド先進国の日本車を思い浮かべる人も少なくないでしょう。

 

 

しかし、欧米の自動車メーカーも独自の視点とテクノロジーで省燃費=CO2排出削減を目指したエコカーを次々と世に送り出しています。

 

 

輸入車ならではのドライバビリティは損なわず、運転する楽しさを味わえるエコカーは魅力いっぱい。

 

 

また、各メーカーならではのコンセプトにも心惹かれます。

 

 

「エコカー減税」や「クリーンエネルギー自動車補助金」の対象となれば、次の購入候補として考えたくなるユーザーも多いはず。

 

 

そこで今回は、輸入車エコカーにスポットを当てて見ていくことにしましょう。

 

 

 

 

 

クリーンディーゼル

 

ミニクロスオーバー

 

 

日本でも急速に普及しつつあるクリーンディーゼルは、ヨーロッパではエコカーの主流として早くからCO2削減の有効策として導入されてきました。

 

 

2015年1〜6月のクリーンディーゼル乗用車の国内販売台数は8万186台。

 

 

これは前年比123.7%増で、そのうち13.6%と1割以上を輸入車が占めています。

 

 

クリーンディーゼル車を先駆けたベンツを追いかけて、BMWミニボルボが参入。

 

 

ここ数年でさらにプジョージャガーアウディなどが続く予定になっています。

 

 

まさに輸入車はディーゼル時代に突入したと言っていいでしょう。

 

 

なかでもボルボはクリーンディーゼル車5モデルを一気に新規投入したことで、今後の動向が注目されています。

 

 

デンソーやアイシンAWといった日本企業の技術を導入したボルボのクリーンディーゼルはディーゼル特有の音や振動を低く抑え、軽やかなエンジンフィールで走る楽しさを実現していると評判です。

 

 

さらにECUのチューニングによる高性能モデル「ポールスター・パフォーマンス・パッケージ」を投入するなど、欧州ブランドの中でももっとも力を注いでいる印象です。

 

 


V40クロスカントリー

 

 

輸入車クリーンディーゼルの魅力は幅広いラインナップが揃っていることにもあります。

 

 

300万円台のコンパクトクラスから1000万円オーバーのプレミアムセグメントにまでおよぶ多彩な車種。

 

 

ディーゼルモデル限定で選んでも、ユーザーの好みにあった一台を選択しやすいのはうれしいところです。

 

 

大排気量モデルを選べば、ディーゼルならではの燃費の良さと太いトルクは一層際立つことになり、日本でも主流となったSUVとの相性の良さは抜群。

 

 

もちろんその名のとおり排ガスはきれいで黒鉛を吐くようなことは皆無です。

 

 

フォルクスワーゲンの排ガス規制不正の問題はあったものの、環境性能に秀でたクリーンディーゼルの本質を損ねるものではありません。

 

 

今後は日本国内でもクラスを問わず普及していくことでしょう。

 

 

 

ダウンサイジングターボ

プジョー308

 

 

燃費を向上させるためのにエンジンを小排気量化し、一方で出力低下を補うためにターボチャージャーで効率のいい加給を行う。

 

 

そんな燃費とパワー両立させたエンジンを積んだ車をダウンサイジングターボ車と呼んでいます。

 

 

まず、この方式を採用したのがフォルクスワーゲンでした。

 

 

その後、メルセデス・ベンツやプジョーが追随。

 

 

アメリカのフォードは「エコブースト」の名前でダウンサイジング化を進め、大型SUVの燃費向上も実現しています。

 

 


フォード マスタング

 

 

さらにBMWにフィアットグループの各社、ジャガーランドローバー、ボルボ、さらにはポルシェまで、

 

 

今では大半の欧米自動車メーカーがダウンサイジングターボ車をラインアップしているほどの普及ぶりです。

 

 

これまでの輸入プレミアムモデルといえばV8やV6といった大排気量マルチシリンダーエンジンを積むのが当たり前でした。

 

 

それが今や1.5〜2Lのターボエンジンを搭載するモデルも珍しくなくなっています。

 

 

かつての“大排気量車ならではの走行フィーリング”に劣らない走り味を実現できているのは、多段化を主体とした最新のトランスミッションの貢献によるものです

 

 

 

HV/PHV

メルセデス・ベンツ Sクラス

 

 

ハイブリッド(HV)といえばかつては日本の独占市場でした。

 

 

トヨタ自動車が初の量産化に成功し、世界で800万台以上を販売。

 

 

その後も日本メーカーが先行してきた感があります。

 

 

それがここにきて、輸入車もそのHVやプラグインハイブリッド車(PHV)を増やしてきています。

 

 

ベンツはSクラスにHVとPHVをラインアップし、日本メーカーも手がけていないディーゼル・ハイブリッド車も導入。

 

 

BMWはHVに「アクティブハイブリッド」の名を与えて、さらにはこれまでのハイブリッドにはない異次元の走りが魅力のスーパースポーツカー「i8」で注目を集めています。

 

 

ポルシェはカイエンパナメーラにHVモデルを揃え、フォルクスワーゲンもゴルフのPHVバージョン「GTE」を登場させています。

 

 

今のところディーゼルモデルに比べるとモデル数は少ないものの、各社とも次世代パワートレインとしてHVへの積極的な技術投入を続けている状況です。

 

 

また、ヨーロッパメーカーのHV/PHVは燃費の良さだけでなく、走行性能やドライバビリティの向上に力を注いでいる点も見逃せません。

 

 

エンジンとモーターの制御に工夫を凝らし、スポーティグレードに匹敵する走りに加えて、運転の楽しさを存分に味わうことができるのです。

 

 

 

EV

テスラ モデルS

 

 

自動運転とともに次世代の自動車産業を担うと言われている電気自動車(EV)。

 

 

EV専門メーカーであるアメリカのテスラ社は、最新の注目モデル「モデルS」をリリース。

 

 

モデルSは、ハイブリッド車を含む従来のエンジン搭載車ではありえなかったレイアウトを採用し、電動モーターとバッテリーの特性を存分に生かした一台です。

 

 

広い室内とスポーツカーに匹敵する走りを両立させ、さらにEVならではのプレミアム感まで創造しています。

 

 

次世代の高級車のあり方を示唆するモデルともいえるでしょう。

 

 

ヨーロッパに目を移せば、BMWのi3、フォルクスワーゲンのe-up!、スマートEVなどのコンパクトモデルに注目です。

 

 

これらはどれも、コンパクトなボディとEVの利点を組み合わせた新時代のシティコミューターとして仕上がっていると言えます。

 

 

なお、i3は発電用エンジンを搭載するレンジエクステンダー車も用意していることから、純粋なEVとは言えないかもしれません。

 

 

それでも、現状の「航続距離が短い」「充電施設が十分ではない」というなかで、EVの可能性を広げるためのひとつの方向性と見ることもできるはずです。

 

 

EVのメリットは、IT制御がしやすく近い将来に実現しそうな自動運転システムとの相性の良さにもあります。

 

 

「排出ガスゼロ」というエコカーの目的から離れて、先進安全性も含めた次世代自動車としての役割も大きいといえるでしょう。

 

 

 

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