90年代のWRCラリーベースモデルたち【ランエボ・インプレッサWRX】

90年代のWRCラリーベースモデルたち【ランエボ・インプレッサWRX】

 

 

普通のセダンやハッチバックがベースなのにとびっきりハイパフォーマンス!

 

 

そんな違和感が魅力のラリーカーのベースモデル。

 

 

WRC(FIA World Rally Championship:世界ラリー選手権)グループAのレギュレーションから生まれ、ハイトラクションに必須の4WDを備え、ハイエンドターボエンジンに多くの電子デバイスを駆使する・・・

 

 

そんな、いかにも男心をくすぐるラリーカーベースとなった国産車が90年代には数多く存在していました。

 

 

それらの車種を愛車に選び、「WRCで走るのと同じクルマに乗っている」というマニアックな優越感を抱えながら、当時、夜な夜な峠を攻めていた人もいるかもしれませんね。

 

 

ここでは90年代に誕生し、時代を彩った国産ラリーベースモデル4車種を紹介していきます。

 

 

このページでは人気と実力を兼ね備えた【ランエボ・インプレッサWRX】について。

 

 

トヨタ セリカGT-FOUR、日産 パルサーGTI-Rの2車種については以下のページをご覧下さい。

 

>>【セリカGT-FOUR・パルサーGTI-R】編

 

 

 

 

 

三菱ランサー・エボリューション

 

 

国際規格のレース競技に勝つために開発された超高性能4WDセダン。

 

 

それがランエボこと三菱ランサーエボリューションです。

 

 

ずばりWRCに直結するホットモデルとして90年代を駆け抜けたランエボT〜W。

 

 

ライバルであるスバルWRXとともに、常に最先端のカーテクノロジーを投入し、互いにしのぎを削りあいながら頂点のポテンシャルを競い合っていました。

 

 

 

伝説のはじまり

 

 

初代の発表は1992年の7月(発売は10月)。

 

 

91年に登場したランサーセダンをベースに、ランサーGSR/RSエボリューションとして市場に投入されました。

 

 

ホモロゲーション用として限定生産された2500台が、なんと3日で完売。

 

 

ランサーの当初の最上位モデルは1.8Lエンジンだったのが、250psを誇る4G63型ターボ2.0Lエンジンに換装され、WRC参戦用マシンに仕上げられたのがその歴史の始まりです。

 

 

実際のWRC参加車両は350psを想定。

 

 

パワートレインだけでなくボディや足回りなどすべてを強化。

 

 

ギャランVR4譲りのセンターデフ+ビスカスLSDを備えたフルタイム4WD。

 

 

サスペンションは前ストラット、後マルチリンク式を採用して世界の舞台に臨むこととなりました。

 

 

 

最大のヒット「エボW」の誕生

 

 

その後は、およそ1年ごとに進化熟成を重ね、1996年登場のエボWでシリーズ人気は最高潮に。

 

 

エンジンは変わらず4G63型ながら内容を高め最高出力280psに到達。

 

 

ランサーシリーズのフルモデルチェンジにともなって完全リメイクされたエボWは、エボV同様、高速化するラリーステージからの要望に応え、積極的に空力を利用できるデザインのエアロパーツで武装。

 

 

そのいかついルックスと先進のAYC(アクティブヨーコントロール)の搭載などで人気が高まり、歴代で最も売れたのもエボWでした。

 

 

三菱はランエボで1993年の第1戦モンテカルロラリーからWRC挑戦を開始。

 

 

年々の進化を経て、97年シーズンからエボWを投入しました。

 

 

トミ・マキネンのドライバーズタイトル連覇に貢献したことで、当時最強のラリーカーとしての栄冠も手にします。

 

 

 

エボの歴史は続く

 

1998年にはトレッド幅拡大などで3ナンバー化したエボXが投入されます。

 

 

そして同年、WRCメイクスチャンピオン(製造メーカーを対象にしたタイトル)を獲得。

 

 

そこから99年まで三菱6連勝を達成し、ラリー界を日本車が席巻する黄金時代の立役者となったのです。

 

 

 

スバル インプレッサWRX

 

 

一見普通の小型4ドアセダンなのに実はカリッカリのピュアスポーツカー。

 

 

まさに “羊の皮を被った狼” を体現していたのが、90年代のランエボとインプレッサWRXです。

 

 

1992年10月に登場したスバルインプレッサのバリエーション展開に、WRXが新たに加えられます。

 

 

これがランエボと双璧を成すライバル関係の始まりです。

 

 

 

デビュー戦でいきなり表彰台

 

 

インプレッサWRXは、ニュルブルクリンクでテスト走行するなどモータースポーツ直結のイメージ造りを始め、レガシィに代わりWRC参戦を担うことになりました。

 

 

その後、多くのラリーシーンへの参戦で、極めてホットな市販車ベースの高性能モデルとしての存在を印象付けることとなります。

 

 

WRCへの投入はランエボと同じく1993年。

 

 

第9戦のフィンランド「1000湖ラリー」でのデビュー戦でいきなり2位を獲得し関係者を驚かせました。

 

 

 

内に秘められた荒々しい走りの本質

WRXは、4WDに強いスバルならではのビスカス式センターデフを備えたフルタイム方式の4WDを採用。

 

 

加えて、こちらもお得意の低重心・左右対称の縦置きボクサーエンジンを搭載し、理想的な重量配分/バランスを実現する一要素としました。

 

 

2.0Lインタークーラーターボエンジン(EJ20型)は最高出力240psを発生し、最大トルクは31kgを発揮と、当時の同クラス車の中では飛び抜けた性能を持つハイパワーカーでした。

 

 

標準装備品の違いはあるものの、車重はランエボより70kg軽い1170kgだった点も注目されました。

 

 

サスペンションは前アルミトランスバースリンクを採用したストラット、後デュアルリンクストラット式を採用。

 

 

 

進化は止まらない

 

 

初代の鮮烈なデビュー後は、マイナーチェンジも含めて多彩な進化熟成を重ね、スポーツワゴンWRXやSTIバージョンなどを投入。

 

 

96年のSTIバージョンVでは最高出力280psに到達しています。

 

 

98年には400台限定の希少なワイドモデル22Bを投入、翌99年にはバージョンWへと進化。

 

 

市販車であっても、より競技車に近い仕様のモデルを用意するなど、常にスバリストの注目を集め、特別な存在としての価値を高め続けている一台です。

 

 

>>【セリカGT-FOUR・パルサーGTI-R】編

 

 

 

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