ホイールバランスをとる必要性は?調整しないと起こる悪影響について

ホイールバランスをとる必要性は?調整しないと起こる悪影響について

 

 

カーショップなどでタイヤの入れ替えやホイールを交換するときに、「ホイールバランスとりますか?」と聞かれたことはないでしょうか。

 

 

そのときに「イヤ、いいです」「じゃあお願いします」などと返事をしたかもしれませんが、

 

 

『どうしてホイールのバランスを取る必要性があるのか』を理解している人はどのくらいいるでしょうか?

 

 

ホイールバランスの調整は大切です。

 

 

では、なぜ大切なのか?について解説していきます。

 

 

 

 

 

ホイールバランスは “見た目のバランス” のことではない

 

ホイールバランスとは、その名のとおりホイールのバランスのこと。

 

 

しかし、ホイール単体のことを指すのではなく、タイヤと組んだ状態でのバランスのことになります。

 

 

タイヤとホイールを装着したとき、普通にバランスがとれているように見えるかもしれません。

 

 

ですが、単に組み付けただけだと、ほとんどの場合でバランスがとれていない状態です。

 

 

ホイールバランスとは、見た目ではなく「重さのバランス」のことをいいます。

 

 

ですから、一般ユーザーがパッと見で調整が必要かどうかを判断するのはまず無理ということになります。

 

 

 

スタチックバランス/スタチックアンバランスとは

 

通常、カーショップの店員が言うホイールバランスとは、「スタチックバランス」のことを意味します。

 

 

スタチックバランス(静的バランス)は、静止している状態でのバランスのことです。

 

 

では、バランスが取れていない「スタチックアンバランス」とは、どんな状態なのか説明します。

 

 

右の絵のようにタイヤとホイールだけの状態をイメージしてください。

 

 

ホイールの中心に棒を刺しクルクル回したとします。

 

 

バランスの取れている場合は、数回クルクル回してもいつも違うところで止まります。

 

 

それに対し、バランスが取れていない場合は、何回クルクル回しても毎回同じところで止まります。

 

 

これはなぜかというと、見た目は均等に見えても、実際は他のところと重さが違う部分があるからです。

 

 

重たい部分は、下に下がろうとするので重たい部分が毎回下に来ることになります。

 

 

次にガムテープを想像してください。

 

 

そのガムテープの内側に1か所おもりをつけて転がすと、どうなるでしょうか?

 

 

「コロコロコロ」と転がるのは勢いのよい間だけで、ある程度スピードが落ちると「グリン、グリン、グリン」と転がります。

 

 

スムーズに回転はせずに、重りが一番上に来てから下がるときに勢いが増し、下から上がるときに勢いが落ちます。

 

 

この現象が、スタチックアンバランス状態です。

 

 

 

バランスが悪いまま走るとどうなる?

 

では、実際にスタチックアンバランス状態で走行するとどうなるのか?

 

 

アンバランスの度合で症状にはかなりの違いが出てきますが、一般的な例で説明します。

 

 

市内を走る程度のスピードでは、よっぽどバランスが悪くない限りあまり違和感を感じることはないかもしれません。

 

 

問題は高速走行しているときです。

 

 

車の振動と音が発生しハンドルにも振動が伝わってきます。

 

 

これは、速度を上げれば上げるだけ大きくなり、ある一定の速度を超えると振動が収まります。

 

 

この理由を説明するは難しいので省略しますが、振動がなくなるから大丈夫ということではありませんので、くれぐれも勘違いしないようにしましょう。

 

 

バランスが悪いものが突然良くなることはないということです。

 

 

 

 

つまり、スピードが増すことによってホイールの回転数が増し、重たい部分には遠心力がかかり地面に打ち付けられるのです。

 

 

したがって、スピードが出ていないときは遠心力が小さく、地面に打ち付けられる力も小さいので気づきにくいんですね。

 

 

スタチックアンバランス状態は回転を邪魔する力が発生している状態、すなわち「転がり抵抗」が大きい状態ということになります。

 

 

転がり抵抗が悪いと言うことは、転がり抵抗が少ないホイールと比べて、進む距離が少ないことになります。

 

 

進む距離が少ないってことは・・・そう、燃費に関係してくるのですね。

 

 

今は、各メーカーが低燃費タイヤを出してきていて人気です。

 

 

しかし、スタチックアンバランス状態だと、せっかくの低燃費タイヤを履いてもその性能を発揮することは難しいでしょう。

 

 

さらに、振動が激しくなれば運転もしづらいですし、ハンドルを左右に取られやすくもなってしまいます。

 

 

さらにタイヤの寿命も縮めてしまいます。

 

 

 

バランスは交換の都度調整すべき

 

 

ホイールバランスの必要性が見えてきましたでしょうか?

 

 

新車についてくるタイヤはホイールバランス済みで納車されます。

 

 

問題は、新しいホイールやタイヤに入替したときや、タイヤローテーションを行ったときです。

 

 

タイヤローテーションとは

片減り摩耗(トレッド全体に比べて片側のみ早期に摩耗したもの)を直すために、タイヤの外側が内側に来るよう一度ホイールからはずし組み直すこと

 

 

もし、お店の人から何も言われなかったら、バランス取りはしたのかをちゃんと確認しましょう。

 

 

普通は、聞かれると思います。

 

 

よくある勘違いで、一度ホイールバランスをとったから大丈夫だと思っている方がいらっしゃいますが、大きな勘違いです。

 

 

1度ホイールからタイヤをはずして、組みなおすにしてもホイールバランスはくるってしまいます。

 

 

基本的には、ホイールからタイヤをはずして、ふたたび組むという作業が発生した時点で、バランスはくずれると考えたほうがいいでしょう。

 

 

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